2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

切ながりたがり

だな私は、ということを再実感するような二日間だった。 私はすぐに物事の根っこに空しさや無常を見出したがるし、それをまじまじと見つめて「切ない」という名前をつけたがる。 それは何となく、とても悪いことでもないと思うが、いいことでもないように思…

文章を書くことについての文章

(作成中)私は、出来るだけ多くの「地雷」を埋められたらと思いながら文章を綴っている。言葉の地雷。読み手がある文章のある行に埋めておいたその言葉を読んだ瞬間、はっとして目を見開くような言葉。それは突飛な言葉、過激な言葉ということではない。

あと

「To be free」から「空高く」の流れは反則だと思うのです。 それにしても私は本当に「To be free」が好きすぎる。少し病気なくらい。

B面:たましいのさけび

感想というか殴り書き。(極めてミーハーでウエッティー) a:発光していると遠くからその豆粒みたいな姿を観る度(といっても二回目ですが)に思う。ひたすらキラキラしている。あれこれ考える余地もなく、アイドル。ソロの「ヒェー」(本当は違うけどこう…

期せずして

清々しいものと清々しくないものをいっぺんに見ることになった一日だった。 清々しい行為と清々しくない行為と表した方が適切か。 潔く好きであり続けることの難しさ、みたいなものを感じた。 恐らくそれには強さが必要で、その強さはそのまま美しさである。…

シナモンミルクティー

今私が選ぼうとしている事柄の今後の私の人生への影響度合いは、今まで私がしてきた選択とは一線を画すものなのだと漸く気がついて、耳たぶを刺す空気は完全に冬を示していて、高校生の時に毎日着ていたパープルのダッフルコートを着た私はひどく心細い気持…

よだかの星

いつ読んでも泣いてしまう。 しくしくというよりは、おんおんと。すきとおった空を仰いで。 宮沢賢治の透徹した文は、ふゆのつめたい空気によく溶ける。

less

時計の秒針のカチ、カチという音がこわくてたまらなくて電池を抜いた。 朝きちんと起きなければと思い、夜中に何度も何度も目が覚めてしまう。 銀色の流しに積み重なった皿やコップをみると息が苦しくなる。 床に髪の毛が落ちていたら心臓がきゅうっと痛む。…

LOVE WAS BORN

風になって どこへでも行ってしまいたいね うねり 青 睫毛に降り注いだひかり 誰かの汗のにおい 真っ黒な天井に突き上げられている無数の拳この箱の中に 確かにこの瞬間によって救われている人がいる、という確信がはっきりくっきり輪郭を持って実感になった…

ノンフィクション

生きるというのは消耗と回復の連続的な運動により保たれる状態だと、つくづく実感する日々である。 くたくたになった肉体は、例えばつるんとした浴槽に張られた湯や無言で微笑む白米の甘さに助けられて、またきびきびと動けるように回復する。 すり減って軋…

表現したいのなら

自分の中の欠落をみつめなければいけない

氾濫する街路樹、遺伝子の反乱

ありふれた街路樹に思い出が貼りついて幻滅 予想の範疇を越えない現実に辟易 期待する浅ましさに吐き気 思い上がりをいやに責めるその思い上がりに閉口 終わらないループに眩暈 やまない水彩の妄想にいろどられたカンバスにナイフで傷をつける そこに塩を塗…

プリズム

痛みを想像する。 そこにあったかもしれない傷はとうに癒えて今はなめらかな肌色が広がるばかりで、こんなに君の今の体の隅々まで触れていても尚、私には触れられないものがあることをふと感じて、強烈な安心と興奮を覚える。 嬉しい、私には図り知れない痛…