氾濫する街路樹、遺伝子の反乱

ありふれた街路樹に思い出が貼りついて幻滅
予想の範疇を越えない現実に辟易
期待する浅ましさに吐き気
思い上がりをいやに責めるその思い上がりに閉口
終わらないループに眩暈
やまない水彩の妄想にいろどられたカンバスにナイフで傷をつける
そこに塩を塗りこんだって
いたみはないから、いみがない