体と心

というテーマ・モチーフは、恐らくいつまでも人類にとって普遍的であるだろうし、現に私にとっても、いついつまでも考えていられる恐ろしくも楽しい底なし沼だ。
特に、成人式の少し前くらいの時期の自分の身にあることが起こってからは、このテーマについてより思案するようになっている。

簡単に言うと、同窓会用のドレスを六本木にある有名なお店まで借りにいき、その店のインターフォンの前に立った途端、猛烈に気分が悪くなり、近くのお店にあったトイレで嘔吐して、後日インターネットで知ったところに依れば、そのお店はとんでもないお店で公共の機関も手を焼いてるようなところだった、という話です。

特にその前に何かあたりそうな物を食べたということもないので、母と話した結果私の体がインターフォン越しの無愛想な声や、高飛車なしゃべり方、その場所の持っていたどことなく薄暗い雰囲気、みたいなものに反応して拒否したんだ…!ということにしておきました。いやでも、本当にそれはあると思う。

心と体、どちらが速いのか敏いのか。
とりあえず、体ってすごいやつなのかも…とその事件で思ったのは確か。

というわけでそういうことを考えさせられるものたち。
吉本ばななの「体は全部知っている」は下に貼ったので、省略。

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)

去年、身体表象論という授業を取っていたのだけれど、一限で全然頭に入ってこなくて惜しいことをしました。
来年潜ろうかな。
ちなみにその時の最終レポートは矢沢あいの「パラダイスキス」で書いた。

Paradise kiss (1) (Feelコミックス)

Paradise kiss (1) (Feelコミックス)

ミューズとしての肉体、とか他者の欲望を欲望するとかうんぬんかんぬん。
非常にお粗末だったことは覚えています。