ゆるい地獄

ご無沙汰しております。
まいにち日記、あるいは日記は大仰すぎるとしてせめて走り書き程度のもの、は残したいと思いつつ、つつ、つつーっと日々が流れ去っていくのを横目でみるばかりの最近です。
これ、最近じゃなくって、きっと明日も明後日も来年も十年後もだな、とふと思い背筋が凍ったので馳せ参じた次第です。

髪を三十センチ切り、所得に見合わぬ買い物がために困窮し、その場しのぎの仕事をすればツケはきっちり回ってき、同じくらい楽しいことも気泡のように発生しては弾けていく。
明るい秋の日差しに照らされながら冷たい風に打たれた頬が乾燥する。
生きてることとベルトコンベアの上にいること。
わたしの人生はわたしのものだということ。
少なすぎる糸では織り出したいニュアンスが出ない。風通しはまた別の問題だ。

迷うほどの選択肢を見いだせないということ。このうえなくゆるい地獄。