2011-07-05 しじま とうの昔に朽ちた肌、の名残を撫ぜる。 かさかさ。鳴く。皮膚だったものたちが鳴いて舞う。 ひび割れは干乾びた河川のように、壮絶に空しい。どれだけ慎重にやったってぼろぼろと崩れていく。 少し風が吹けば、きっと形すら留められないだろう。創生。 うまれるいのち。 忘れ去られていくものたち。 風化。 消えていく証。それでも恋をしたいと君は言うのか。