2010-10-23 秋の日 道の端に転がっていた平たい石を片手で拾って、頬に押し当てる。ひんやりとした冷たさと、枯葉のにおい。滑らかな硬さに降り積もってきた時間を思う。何よりも雄弁な沈黙にそっと寄り添って、分け合えない孤独を確かめる。